こんにちは!
中小企業診断士のなかりょです。
中小企業診断士の試験は科目が多く、勉強時間も約1000時間必要と言われています。
そのため「自分の業務経験や所有している資格でどのくらい勉強をカバーできるのか」
ということを知りたい方は多いのではないでしょうか。
実際、私は経理・財務部門で働いた経験や
所有している簿記やITパスポートなどの資格知識が役に立ちました。
本記事では、どんな資格や経験が役に立つかを整理したいと思います。
中小企業診断士の試験内容

中小企業診断士の一次試験は7科目あり、経営に関する広範囲な知識が求められます。
7科目の概要は下記の通りとなっています。
| 科目 | 出題範囲の概要 |
|---|---|
| 1.経済学・経済政策 | 経済理論やマクロ・ミクロ経済、景気・金融・財政政策など |
| 2.財務・会計 | 財務諸表の分析やCVP分析、NPV計算など |
| 3.企業経営理論 | 経営戦略・組織論・マーケティング理論など |
| 4.運営管理 | 生産管理や店舗・物流など |
| 5.経営法務 | 会社法・知的財産権・契約関連など |
| 6.経営情報システム | ITシステムや情報セキュリティなど |
| 7.中小企業経営・政策 | 中小企業白書の動向や政策支援制度に関する知識など |
出題範囲は非常に広いですが、企業で普段働いている人であれば、何かしらの科目に触れているのではないでしょうか。
中小企業診断士の勉強に役立つ資格(実体験ベース)
私が所有している資格から3つ取り上げてご紹介させていただきたいと思います。
日商簿記(特に2級)
中小企業診断士の勉強の中で、簿記は「最も持っててよかった資格」でした。
一次試験の「財務・会計」では、簿記の理解がそのまま得点源になります。
また、二次試験では企業の財務状況を読む力が必要になりますので簿記の知識を活用できます。
【役に立つ知識】
- 貸借対照表・損益計算書の構造
- 仕訳の知識(CF計算書への理解に役立つ)
- 原価計算の理解 など
ITパスポート
一次試験の「経営情報システム」の基礎をカバーすることが出来ます。
この分野はカタカナや英語のIT用語が多く出てきます。
とっつきにくい部分もあるのですが「知らない言葉が多くて萎える…」という最初の壁を越えられます。
【役に立つ知識】
- IT用語の基礎
- セキュリティの基本概念:ウイルス、暗号化、認証など
- システム開発プロセス など
宅地建物取引士
宅建の知識は「経営法務」と「運営管理」で特に役立ちます。
私の場合は取得したのが随分前で知識がごっそり抜け落ちてしまっていました。
そのためメリットをあまり享受できませんでした…
【役に立つ知識】
- 民法の基礎理解(契約、意思表示、代理) ← 経営法務
- 都市計画法の基本 ← 運営管理
中小企業診断士の勉強に役立つ業務経験
今回は3つの業務分野に絞って取り上げたいと思います。
いずれも一次・二次試験の両方で活かせる業務経験についてご紹介します。
経理・財務の経験
中小企業診断士試験と最も相性が良い業務経験と思います。
一次試験だけでなく二次試験でも財務の問題は必ず出題されるので大いに役立ちます。
つ先ほどの日商簿記で紹介した役に立知識に加え、下記の業務経験があると更に勉強がラクになります。
- 管理会計(CVP・原価計算)
- ファイナンス(設備投資の意思決定)
- 資金調達・企業価値評価 など
人事・労務の経験
組織・人材領域は一次試験の「企業経営理論」で役に立ちます。
二次試験においても組織・人事の問題が必ず出題されるので、この分野の業務経験があると理解が進みやすいです。
具体的には下記のような分野が試験範囲に入っています。
- 評価制度、人事考課、OJT、目標管理
- 組織再編、人材育成、権限委譲
- 新卒/中途採用 など
製造・生産管理の経験
製造・生産管理の経験は一次試験の「運営管理」で役に立ちます。
二次試験においても生産・製造技術の問題が必ずでます。
工製造や生産管理系の業務を経験していると、生産ラインや在庫の動きを具体的にイメージしやすいため、記憶の定着や理解が進みやすい傾向にあります。
生産現場での経験で下記のような知識が蓄積されていれば勉強がラクになります。
- 生産方式(ロット、ライン、セル)
- 在庫管理、発注方式、工程管理
- 品質管理(QC、特性要因図、管理図)など
まとめ

いかがだったでしょうか?
中小企業診断士の勉強は、確かに範囲が広く大きな負担に感じられます。
しかし、これまでに取得した資格や業務経験が勉強の土台として活せるかもしれません。
この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
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