こんにちは！中小企業診断士のなかりょです。
中小企業診断士という資格、最近よく聞きませんか？
仕事に活かせる、独立できる、人脈が広がる——
色々なメリットが雑誌やネットで伝えられている一方で、
「結局どこが良いの？」「なぜこんなに人気なの？」と疑問に思う人も多いはずです。
この記事では、現役診断士である筆者が診断士資格が、人気の資格である理由を考えたいと思います。
中小企業診断士とは？
中小企業診断士は、経営全般の課題に対して助言を行う 経営コンサルタントの国家資格です。
財務・会計、マーケティング、運営管理、人事労務、IT、法務など、企業経営に必要な幅広い知識が問われるのが特徴。
一次試験・二次試験・実務補習（または実務経験）を経て登録することが出来ます。
独立する人もいれば、企業内で経営企画・財務部門などで活躍する企業内診断士も多く、多様なキャリアパスが魅力の資格です。
一例ですが、独立している中小企業診断士は下記のような場面で活躍しています。
- 経営改善、資金繰り、事業計画策定の支援
- 新規事業開発、マーケティング戦略の助言
- 生産性向上・業務効率化の提案
- 補助金申請サポート、中小企業施策の活用支援
- セミナー講師、執筆、企業研修 など
中小企業診断士が人気上昇中
最近では、中小企業診断士は受験者数・関心ともに高い水準を維持しており、社会人を中心に注目を集めています。
ここ数年は安定的に受験者が存在しており、関心が高いことが数字で裏付けられています。
特に2023年には過去最高を記録しており、注目度が増していることが分かります。
なぜ今、中小企業診断士が人気なのか？
① 幅広いビジネス知識が体系的に身につく
中小企業診断士試験では、経営に必要な知識を網羅的に学びます。
財務・会計、マーケティング、運営管理、組織人事、IT、法務など「経営の全体像」を理解できる内容です。
会社全体の仕組が分かるようになると仕事の視野が一段広がるため、スキルアップ目的の会社員に人気があります。
②キャリアの幅が広がる（会社の中で使える武器になる）
診断士の資格を取得すると、
「経営知識に精通している」「難関資格保有者」として社内外での評価が上がりやすく、以下のような変化を期待する受験者も多いです。
- 経営企画・新規事業部・財務部門などへの異動に有利
- 昇進・管理職候補として認知されやすい
- コンサル業界への転身
「社内キャリアアップ・転職目的」で挑戦する人が最も多い理由のひとつです。
③独立・副業など会社の外にも可能性が広がる
②が「会社内での活躍」なら、こちらは社外での活躍の選択肢が開ける未来の話です。
中小企業診断士は他の仕業と違って独占業務こそありませんが、
補助金支援、経営改善支援、セミナー講師、執筆など活躍の場は多岐に渡っています。
最近では、企業の副業解禁や多様な働き方支援策の導入によって、中小企業診断士の資格を活かして副業 → フリーランス → 独立へとステップアップする人も増えています。
私の周りでもまずは副業で小さく始め、将来的な独立を視野に入れて経験を積み上げている方が複数います。
中小企業診断士はどんな人に向いているか
① ビジネスの全体像を理解したい人
経営戦略・財務・マーケティング・人事・オペレーション…
中小企業診断士試験は経営に必要な知識を網羅するため、「会社の動きが立体的に見えるようになる」のが大きな魅力。
② 会社の中で信頼・役割を広げたい人
中小企業診断士は組織内で経営層と近い立場 を目指す際の大きな武器になります。
経営企画や財務部門への異動のほか、コンサル業界へのキャリアチェンジにも有効です。
③ 副業・独立で活躍の幅を持ちたい人
中小企業診断士は資格の中でも 「社外活動に繋げやすい資格」 です。
補助金申請、経営改善支援、セミナー開催、執筆、YouTubeなど形はさまざま。
組織に属しながら副業で実績を積んでいく人も増えています。
④ 学び続けられる人
この資格は取って終わりではありません。
むしろスタートラインと多くの診断士の方がおっしゃいます。
実務補習・研究会・実案件…
学ぶほど視野が広がり、面白くなっていく資格だと思います。
逆に「資格取得を取ったら終わり」というタイプだと少しもったいないかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか？
中小企業診断士は、単なる資格ではなく 、
「視野が広がり、キャリアの選択肢が増え、自分の価値を高めるきっかけになる資格」 です。
「今より成長したい」
「キャリアの武器が欲しい」
「経営の視点を持ちたい」
そんなあなたにとって、中小企業診断士は間違いなく挑戦する価値のある資格と思います。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。
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