中小企業診断士二次試験 直前期の過ごし方|合格者が実際にやって良かった3つのこと

診断士試験

こんにちは中小企業診断士のなかりょです。

二次試験がいよいよ直前に迫ると、焦りや不安で頭がいっぱいになる方も多いのではないでしょうか。

「まだ勉強が足りないのでは」「新しい問題集に手を出すべきか」――
一生懸命勉強に取り組んでいた分、私も色々な迷いが出てきました…

この記事では、筆者が直前期に実際にやって効果があったことを中心に紹介します。
その上で、やるべきこと・やらない方が良いことを整理して解説したいと思います。

中小企業診断士二次試験「直前期」に多い悩み

二次試験の直前期になると、いろいろな不安や迷いが出て出てきますよね…

まず、最も多いのは 「勉強時間が足りない」 という焦りです。
直前期は残り日数も限られてきています。
どの事例にどれだけ時間を割くか私も非常に悩みました。

「これまで解いてきた過去問の復習が十分じゃない…でもとにかく新しい問題で実力を試したいな…。」
と新しい問題に手を出すべきか迷う場面もあると思います。

二次試験直前にやってよかったこと

二次試験直前期に、私が実際にやって本当に効果があったことを3つご紹介します。

再現性が高く、直前期の限られた時間で成果を上げるために役立つと思いますので、
ぜひ自分の状況に合わせて取り入れてみてください。

解く問題の優先順位を見直す

「残りの勉強時間でどの事例をどの順番で解くか」を決めましょう。

たとえば、試験まで残り20日とします。
1日1事例解くとして、事例Ⅰ~Ⅳのどれ?いつの過去問?いまから何日目に解く?などを決めるということです。

直前期は、苦手な分野を優先して追い込みをかけるのがポイントです。
私は事例Ⅱのマーケティング施策の問題が苦手だったため、ラスト2週間は事例Ⅱを重点的に解きました。

勉強の進捗具合を確認して取り組むべき問題の優先順位を見直すことで、効果的な追い込みに繋げられます。

過去問で解答の精度と再現性を高める

直前期は、新しい問題に手を出すよりも、これまで解いてきた過去問や模試を使って“解答プロセスの精度と再現性”を高めましょう

本番では、限られた時間の中で安定して答案を組み立てる力が求められます。
自分で決めた解答プロセスを更に磨き、確実に再現できる状態に仕上げることが大切です。

新しい問題を解いている間は、テーマや形式に対応することに意識が向いて手順そのものの確認意識が薄れます。
一度解いたことのある問題を使うと、解答プロセスの精度を向上させやすいです。

ファイナルペーパーの作成

ファイナルペーパーは直前期に作るチェックシートのことを指します。
自分が誤答した点や知識を整理し、試験直前に確認するために作成することをおすすめします。

作成の過程で間違えたポイントを再度復習できるため、試験直前に知識を補強する効果もあります。

A社では営業部と製造部との間でコンフリクトが発生していることで連携が不十分となっている。その背景にはどのような理由があるか?』

上記のような設問があるとします。
知識不足で得点が伸びなかった場合、以下のようにファイナルペーパーにまとめておくイメージです。

【組織内でのコンフリクトの発生理由】
・組織内で限られた資源を配分する必要がある
・従業員間、部門間などで互いの意向が対立している
・従業員間、部門間で共通の目標を持つことができず協力関係が形成されない
・部門間が相互依存的な関係にある

ぜひ自分の状況に合わせて取り入れてみてください。

直前期にやらない方がいいこと

ここまで「直前期にやるべきこと」を見てきました。
同時に「やらない方がいいこと」も押さえておきましょう。

焦って行動してしまうと、これまで積み上げてきた力を十分に発揮できないこともあります。

解答プロセスを大きく変更する

解答プロセスを大きく変えると慣れるまでに時間がかかります。

直前期に変えると、十分に定着せず本番で混乱する可能性があります。
既にに固めた手順を最後まで信頼する方がリスクが少ないです。

睡眠や体調を犠牲にして夜遅くまで勉強する

 疲れた状態では集中力が落ち、記憶の定着も不十分になります。何より、疲労が蓄積してしまえば試験本番での出力にも影響が出ます。

 直前期は体調管理も大事にして頂き、本番を迎えるようにしましょう。

試験前日の過ごし方

試験前日は、持ち物と当日の流れを必ず確認しましょう。
筆記用具、受験票、時計、昼食、上着などを前夜のうちに一式まとめておくと安心です。

また、試験会場までの経路を調べておきましょう。
開場時間の15分前には到着できるように出発時間を逆算しておくと安心です。
当日のトラブルを防ぐことで、試験に集中できます。

まとめ

  1. 勉強の優先順位を決める:残り時間で取組む事例を明確化して効率的に学習する
  2. 解答精度と再現性を高める:確実に再現できる状態に仕上げて本番での混乱を防ぐ
  3. ファイナルペーパーの活用:自分の弱点や知識を直前に最終チェック

直前期は焦りや不安が大きくなりがちです。
やるべきことを絞って準備することで合格に近づきます。

試験直前までやってきた努力は確実に力になっています。あとは自分を信じて、思い切って挑んでください!

この記事が少しでもお役に立てますと嬉しいです。

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