サラリーマンが中小企業診断士を取るべき3つの理由|資格の先に見える未来

診断士活動

中小企業診断士のなかりょです。

この記事は中小企業診断士資格の取得を検討されている方、現在試験勉強中の方におすすめしたい内容です。

最近、中小企業診断士が人気資格ランキングで上位に入っているのをよく見かけます。
でも「サラリーマンが中小企業診断士を取る意味って本当にあるの?」と思ったりしませんか?

この記事では、私が実際に資格を取得して感じたメリットを3つに整理して紹介します。
「勉強する価値があるのか知りたい」「合格後の世界をイメージしたい」という方の参考になれば嬉しいです。

①キャリアが広がる|経営を理解する人材として評価される

診断士の勉強を始めた当初、私は「この資格を取ったら、会社はどんな評価をしてくれるのだろう?」と思っていました。

しかし、実際に勉強を始めてみると、意外なことに「勉強中である」こと自体が周囲から評価されるようになりました。


中小企業診断士の資格は、どんな資格か知らない人でも、取得の難易度が高いことはある程度知られています。

私の場合、上司や同僚に「今、診断士の勉強をしている」と伝えるだけで、「すごいね」と関心を持ってもらえました。
努力を継続している姿勢そのものが、すでに信頼や評価につながっているのだと思います。

合格後はさらに周囲の反応が変わりました。
上司や同僚から「これどう思う?」「一般的な最適解を教えてほしい」などと相談される機会が増え、“経営を理解する人材”として見られ始めたのかな?と思う場面が度々ありました。

また、私は勉強中に転職も経験しましたが、転職市場においても診断士はしっかり評価されました
転職時は実務担当レベルのポジションでしたが、「経営知識を持っている」「難関資格に挑戦する努力ができる人」という付加価値評価を得ることができました。(もちろん取得している方が高い評価を得られると思いますが…)

中小企業診断士の資格は、合格後にキャリアの選択肢を広げるだけでなく、“勉強している過程”そのものも評価される資格だと思います。

②スキルが磨かれる|“経営×論理的思考”が身につく

診断士の勉強を通じて感じたのは、「会社全体の仕組みがようやく見えてきた」ということでした。
一次試験の科目は、経営、マーケティング、人事、運営、法務、ITなど企業活動のすべてを体系的に学ぶ内容になっています。

勉強を進めていくうちに、自分の部署だけでなく、他の部門がどんな視点で仕事をしているのかが少しずつ理解できるようになります

たとえば以前は、「なぜ営業はあのような提案をするのか」「なぜ人事はこの制度を推すのか」と感じていたことが、それぞれの立場で理由があるとが、少しずつわかるようになりました。

また、二次試験の事例問題では、与えられた企業の課題を整理し、限られた時間で論理的に解決策を示す力が求められます。
この訓練を通じて、仕事の中でも自然と「あるべき姿と現状のギャップから課題を整理し、筋道を立てて考える」習慣が身につきました。

③世界が広がる|人とのつながりが一気に広がる

サラリーマンをしていると、普段関わる人は社内のメンバーか取引先くらいです。
人間関係の範囲もある程度決まっていて、社外での新しい出会いはそう多くありません。

中小企業診断士に合格すると、その世界が一気に広がります。
実務補習では、全くこれまで関わりのなかった業種や職種の人とチームを組み、実際の企業の課題に取り組みます。


また、各都道府県の診断協会が主催する勉強会や交流の場も多く、同じ資格を持つ人たちと学び合い、刺激を受け合える環境が整っています。

さらに、SNS上でも診断士同士の交流がとても活発です。
実際にやり取りしてみると、診断士の方々は本当に“良い人”が多く、前向きで、学びや挑戦を楽しんでいる方ばかりという印象です。

私自身、まだ研究会などに参加しているわけではありませんが、合格をきっかけに、明らかに「人とのつながりの幅」が広がりました。
今後はこうした場に少しずつ関わりながら、診断士としてどんな世界が見えるのか楽しみにいます。

まとめ

私が中小企業診断士の勉強を通じて感じたのは、この資格は「キャリアアップのための道具」以上のものだということです。

勉強は決して楽ではありませんけれども、得られる成長や出会いは、勉強を始める前には想定できないものでした。

これから目指す方にとって、この資格が新しい一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。

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